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動画 1 / 5 — 構成、転調編
①フォームを確認
・ABCA’
最後のA’が12小節になっていて、変則的な構成になっています。
AとBはキーが違うだけで同じコード、メロディーなので変則的なフォームでも聴いていてしっくりきますね。
②調性(トーナリティ)と、転調があるかどうか確認
・in Ab、転調5回
全体の調性はAbです。
最初のコードが VI- なので、アドリブの際はここをF-のトニックととらえることもできます。
転調が全部で5回あり、中でも長三度の転調が2回あるので、とてもドラマチックに転調していく曲となっています。
転調が多い代わりに他の要素(メロディー、ハーモニックリズムなど)がシンプルになっていて、聴きやすいですね。
動画 2 / 5 — ダイアトニックコード編
③ダイアトニックコードに番号をふる
そのキーにある音のみで構成されているコード(in C だったら白鍵だけで弾けるコード)に番号を振っていきます。
トニック(1度)を基準として、全部で七つの数字を使います。
下の図は、わかりやすいようにダイアトニックコード以外に赤丸をつけてあります。
これ以外のコードに番号を振っていきます。
④ ii – V – I の矢印を書き入れる
ii – V – I がある場合は、括弧と矢印を書き入れていきます。
動画 3 / 5 — ノンダイアトニックコード編
⑤ダイアトニックコード以外のコードをチェック
⑥セカンダリードミナント
ダイアトニックコードに解決するV7コードです。
この曲ではV7/VI となるC7が使われています。
F-7に解決しているので、矢印を書き入れます。
このコードがあることで転調が滑らかになったり、曲に前進する力が生まれます。
⑦Sub V7 (裏コード)
この曲では使われていません。
⑧モーダルインターチェンジ(借用和音)
この曲ではIV-7 となるDb-7が使われています。
Dbmaj7 → Db-7 という流れはとてもドラマチックで、ガイドトーンの流れも滑らかになっていて、アドリブしやすいコード進行となっています。
⑨ディミニッシュ(ドミナント、パッシング、オーグジリアリー)
この曲ではbIIIo7 となる Bo7 が使われています。
この III-7 | bIIIo7 | II-7 という流れは大変よく使われます。
ディミニッシュコードは下がって行く時はフラット、上がっていく時はシャープで分析すると自然になることが多いです。
このDbmaj7 からの四小節間は、ルートの動きもガイドトーンの動きが滑らかで、かつカラフルでドラマチックになっています。
⑩その他
この曲では使われていません。
動画 4 / 5 — スケール、テンション編
coming soon…